【エコロジー大国デンマーク ~風力発電・超画期的なリサイクルシステム~】
Hej!! どうもこんにちは!さくらんぼです。2月のデンマークは湖も凍る寒さです。スケートできるかな〜
さて、本日はデンマークのエコ事情について!
ヨーロッパ諸国は特にエコロジーに対する意識が高い国が多く、エコフレンドリーな商品やシステムに注目が高まっています。
国民の50%以上が自転車で通勤通学しているデンマーク。
この事実からでもデンマークがいかにエコロジー大国でありそうな香りがしますね!!
今回は特にエコ度の高いこの2つの点についてご紹介します。
1.国家電力の4割以上を賄う風力発電
2. 超画期的!ビン缶ペットボトルのリサイクルシステム
1. 国家電力の4割以上を賄う風力発電
デンマークは1973年の第一次オイルショックを境にそれまでは95%以上を輸入に頼っていたエネルギーの自給率を上げるためにも、化石燃料から再生可能エネルギーへ発電方法の転換を進めてきました。
[デンマークは地理的に北欧諸国の中では最南に位置している島国]
そんなデンマークで大活躍しているのが
風力発電!!
自然エネルギーであり半永久的に枯渇しない資源である風を利用して発電する風力発電はとても地球に優しい。
なんと!
デンマークは風力発電で賄っている電力量が42.1%と世界で一番多い国なんです!!
2020年には全体の電力量の半分以上を風力発電で賄おうという目標が建てられており、国を挙げてプロジェクトが進められています。
ポイント① 偏西風
デンマークは基本的に平地で大きな山は
なく国土が海に囲まれている。
そのため、強い偏西風の影響で
特に海辺では安定して強い風が吹く。
また、デンマークは隣国のスウェーデン、ノルウェー、フィンランドの電力取引市場を形成していて、万が一風力が不安定になっている時は
電力を売り買いし、お互いに協力して安定供給をすることに努めているのだそう。
ポイント② 海のど真ん中風力発電
島国であるデンマークは海に面している。
海岸から海を眺めていると、
「海のど真ん中に風力発電が建てられてる?!!」
デンマークは世界で初めて洋上風力発電を開発し、現在は世界2位の洋上風力発電での電力供給量を誇っています。
洋上風力発電は利点が沢山。
- 海の上だと障害物がないため強い風が吹きつける(海陸風を含む)
- 海のど真ん中だと人が周りに住んでいることがないので発電時の音が騒音として公害にならない →つまり効率がいい!!!!
一方で、海中奥深くに風力発電所を埋め込むことから「環境配慮のための風力発電なのにこの方法は本当に環境にいいのか」という疑問点を抱えている一面もあるそうです。
デンマークでは、買取を行う発電事業者は補助金且つCO2税還付を政府から受け取ることができる。その結果、必然的に再生可能エネルギーが優先的に取引されるようになっていったのです。
「日本も島国やん。洋上風力発電日本もやればいいやん。」
- 日本から風力発電を遠ざける気候的理由
1. 偏西風が不安定
という特徴があるため安定した電力供給が見込めないのだそう。
2.台風が多い国
台風にも耐え切れる風力発電所を作る必要があることからもかなりの耐久性を兼ね備えた風車を作るのは、かなりの値段がはるのだとか。
日本の気候でもなんとか合うような洋上風力発電の技術を導入することはできないんでしょうかねぇ。
日本では原子力発電について大手電力会社と政府関係者の癒着などの議論もあり、電力供給は深刻な問題。
ちなみにデンマークは、チェルノブイリの事故の1年前である1985年の段階で独自の研究の結果、原子力発電の禁止が国会で決定されており、原子力発電は採用されていません。
[日本のエネルギー割合]
(環境エネルギー政策研究所より)
日本の再生可能エネルギーの割合は国内発電量の14.8%(2016年度)と過去と比べると増加傾向にある一方で、
デンマークを含む環境先進諸国には大きく遅れを取っています。
これから日本では政策や制度上の改善に取り組む必要がありそうですね。
2. 超画期的なビン缶ペットボトルのリサイクルシステム
デンマークには自ら国民たちがビン缶ペットをリサイクルしたくなるようなシステムがあります: )
リサイクルすることでお小遣い稼ぎをすることができるんです!
デンマークのドリンクの容器には1~3クローネ(約15~45円)の容器代デポジットがかけられています。
だから飲み物を買う時には、
商品の値段にプラスして容器代を支払います。
そして飲んだ後は余分に払った容器代デポジットを返してもらうため、
スーパーにあるリサイクルマシーンに空の容器を入れに行くんです。
[商品価格の下に書いてある+PANTが容器代のこと]
リサイクルできるものにはこのPantマークがついていてほとんどのビン缶ペットボトルをリサイクルする事が出来ます!
- 噂のリサイクルマシーンとは
各スーパーには必ずこのリサイクルマシーンが備え付けられててこの機械を使うことで空のビン缶ペットを換金することができるんです!
①マシーンの中にビン缶ペットをいれる
②出てきたレシートを受け取る
③発行されたレシートをレジに持っていく
④レジで買い物からの割引券として使うか、相当する金額を現金で貰う
[缶28個分で約500円が帰ってきました]
飲み終わった容器を家で袋にためておいて
買い物に行くついでにスーパーでリサイクルすれば、容器代のお金が返ってくる。
「リサイクル」に「金銭的にも得をする」っていう付加価値をつけてるんですね。賢い。
街のそこら中に自動販売機やコンビニがある日本はペットボトルや缶を毎日大量に消費している。
日本も国規模で統一して、
このシステムを導入し始めたら環境保全に大きな進歩になるやろうなぁ。
ポイ捨ても減って、街も綺麗になりそうやし一石二鳥!
学べる点は沢山ありそうですね👀
それでは今回はこれで!
Hej hej!!
【3人に1人がボランティア活動に取り組むデンマークでボランティアに参加して感じたこと】
Hej! どうもこんにちは!さくらんぼです。
今回は3人に1人が何らかの形でボランティアに関わるデンマークでのボランティアについて。
デンマークでのボランティアの役割や価値を、
私自身のCopenhagen Volunteerでボランティア活動の経験を踏まえて考えたいと思います。
私はデンマークでCopenhagen Volunteerという
ボランティアコミュニティに属しています。
このボランティアコミュニティには約1800もの人が所属していて
特に何の制限もなく誰もがメンバーになることが可能です。
何をするのかというとコペンハーゲンで行われるイベントのうち、Copenhagen Volunteerと協力して運営をするものに参加しイベント運営のお手伝い。
そのイベントは国・市の主催のものからNGO、企業主催のものまで様々!
イベントはCopenhagen Volunteerのオンラインページに随時アップデートされる。
どのようなボランティアに参加したいかはイベントごとに掲示されている仕事内容を見て自分が興味を持ったものに登録できるようになっています。
実際サインアップしたイベントでボランティアを行うと
ちゃんとこんな証明書までもらえて就業や就職活動などでも有利になったりする。
・クリスマスのカルチャー・アートイベントのボランティア
[展示会にくる子ども達のための小さな家を手作りで!デンマークのボランティアイベントはスポーツ系が一番多く、文化や余暇を楽しむイベントも数多くあるみたいです]
[割と本格的な道具を使っての作業]
私はこのイベントでデンマーク人の70歳くらいのおじいさんと出会いました。
『デンマークはボランティアする人は結構いるね。僕は定年退職してからこのコミュニティで活動し始めたけど、そういう高齢者はかなり多いよ』
街のイベントでボランティアをして、新しい人と出会うパワフルさや社会のために何かしようとされている姿を見ていると、
70歳というお年であるにも関わらず実年齢よりもとてもお若くイキイキとして見えた印象でした。
・チャリティーマラソンでのイベントのお手伝い
[参加者はみんなサンタクロースのコスプレ]
[走るサンタ達]
”このSanta Fun Runの参加費用はSMILfondenというアソシエーションを通してデンマークの病気と闘う子どもたちのサポートする支援金として届けられる”
”このイベントの参加費用はBornfondenという開発系NGOを通じて、マリの田舎地域の教育の質向上のために使われる”
イベントの主催者として参加していた同い年くらいの子に話を聞いてみると
このイベントはビジネススクールの学生たちが企画し、
NGOであるBornfondenと協働で開催したものだとのこと。
実践的な教育プログラムがいかに多いのかということを痛感させられました。
ボランティアをすることで得られる特権
ボランティア当日はお昼ご飯を出してもらえたり特製Tシャツや景品、特典が得られるすることが多い。
そして、新たな出会いや心の満足感も目に見えないけれど得られるものの1つ。
ボランティアの様々な役割
コミュニティづくりとしてのボランティア
このCopenhagen Volunteerもそうですが、
ボランティア活動中に新しい人と出会ってその人たちと仕事をする中で
話せたり仲良くなれたりするということです。
そのボランティアに参加しなければ出会うことができなかった人と
知り合うことができます。
普段は接点のない年齢の離れた人達とも話ができたりするのも、
ボランティア活動の良いところだなと感じました。
また、ボランティア団体の中でともに活動するメンバーがいることで1つのコミュニティーに属することができるという面では、
趣味に近いものを感じました。
アクティブシティズンを生み出すボランティア
デンマークでは慈善活動のボランティアが高校の必修科目になっています。
具体的には学生たちが
デイケア施設での交流会企画したり、移民の子どもたちに向けて授業を行ったりなど
自分たちで慈善活動を企画して実行するといったもの。
これらはアクティブシティズン(社会問題に対して積極的に情報を取り入れ動くことができる市民)を育てていくために、
非常に効果的なプログラムだといわれています。
社会問題や周りに対して積極的に働きかけることができる市民を育てるための教育として
”ボランティア活動”という選択がなされているのが面白いですよね。
移民問題の緩和剤としてのボランティア
活動の中で気が付いたのは、
ボランティアに参加しているのは移民の人も多いということ。(現に私自身も留学生という一時的な移民である)
これらのチャリティーマラソンで出会ったのは、
ブルガリアから来た移民の親子とこれからデンマークで働くというブルガリア人の20台前半の女性。
また、ボランティアにも参加している西アフリカのマリから来ていた移民の友達が話してくれた言葉が
「このボランティアの活動に参加してデンマークの社会のために働くモチベーションがあるってことを示す証明書があるのは、仕事探しの時にとても助けになるんだ。どうしても移民は信用されにくいし就職もしづらいからね。」
というもので印象的でした。
デンマークは高福祉国家であり、その分誰から誰までを「国民」とするかという点ではとても厳しい国。そのためデンマークは反移民感情が高く、移民を受け入れない国だとして他のヨーロッパの国々から非難されている一面もあります。
この状況を緩和する解決策として、ボランティアセクターが移民を受け入れる役割を果たすのではないかという議論もあるようです。
実際に、友人のマリ人の彼のようにデンマークでの就職活動の際に
ボランティアの証明書を使って自分がデンマークで役に立って働きたいとい思いを伝えようとしている人もいました。
デンマークのボランティアに社会問題を緩和する可能性が隠されているのかもしれません。
おわりに
いかがだったでしょうか?
日本でも災害ボランティアや地域の自治会、NPOなど様々な場面で
ボランティアの方々が活躍していますよね。
日本国内外に限らず、いろんなボランティアの機会があると思います。
ボランティアをやりたいという人の理由は様々だと思いますが
自分の心も相手の心も満足できた時に、
その優しさや暖かさはどんどん次の人へとつながっていくのかなと思います。
それでは今回はこの辺で〜hej hej!!!
【Our Skin, Our Voice Narrative of Women of Color@Studenterhuset】
Hej! どうもこんにちは! さくらんぼです。
さて今回は私が参加したイベント, Our Skin, Our Voice Narrative of Women of Colorから感じたこと考えたことを書きたいと思います。
まず、ご紹介したいのが今回のイベントの会場だった、学生たちに人気のある溜まり場でCafeかつBarであるstudenterhuset!
studenterhusetはコペンハーゲンの街中のUniversity of Copenhagenの近くあるんですがなんとも驚きなのが全て学生が運営しているんです!!
バーテンダーもウェイターもイベント企画も学生のボランティアによって成り立っています😆
昼はカフェ、夜はバーに早変わり!
パーティー、映画鑑賞会、スイングダンスパーティ、ディナー会、Language Cafe、コンサート、討論会...etc その他にも沢山のイベントが毎週企画、開催されています!
私自身はそのLanguage Cafeで日本語を教えたり、日本文化についてLanguage Cafeに来た人たちと話したりするボランティアをしています🇯🇵
こういったボランティアをしていると日本特有の文化(アニメを含む)や食は世界で愛されてることを非常によく感じます。
そして母語、文化、歴史を説明しきれていない自分自身の日本についての知識や経験の足りなさを改めて感じさせられます。
さて、本題に入りますと私は2017年11月中旬にそのstudenterhusetで行われた'Our Skin, Our Voice Narrative of Women of Colour'というイベントに参加してきました。
このイベントは人種の違い、そして女性であることをテーマに、普段は声とならない声をポエム、語り、ダンス、歌などのアートを通して発信し、考えるというもの。
男女問わず黒人、ラテン系、アジア人、白人を含む様々な参加者が集まり、発表者のポエムやダンスなどのアートに目を向け、耳を傾けました。
私もそこでヨーロッパ圏内に来てから感じていたアジア人(特に中国人、韓国人、日本人)の一般化に関する経験を短いポエムとともに発信する機会を頂きました。
私の発表をまとめると
ヨーロッパの国々で道を歩いていると你好!とか안녕하세요?なんて話しかけられることが多い。
きっと彼らはそんなに深く考えて発言しているのではないのだろう。
でも、勝手に見た目で判断して適当な言葉をかけられると自分のアイデンティティを軽視にされているように感じる。
私達はそれぞれ違う文化、慣習、言語があるから、それをちゃんと尊重してほしい。
一人の人間として私を見てほしい。
I like being an Asian woman
I like being a Japanese woman
but, I like being who I am the most.
発表後、
台湾人の女の子から「私もその件でずっとモヤモヤしていたの、ありがとう」と言ってもらったり、
「アジア人が自分たちの人種差別について発信しているのはなかなか目にしない中でのこの発表はすごく意味があるよ!」と参加者のコメントしてもらえたりして
私自身も声に出してみて分かることが沢山あるということに気が付きました、
また、一緒に参加していた友達との会話の中で非常に印象に残ったことがありました。
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私(S)
韓国出身の男の子(S)
ニュージランド出身の男の子(A)
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S「アジア人の一般化(特に中国、韓国、日本)にはもちろんムッとするし、自分のアイデンティティを勝手に見た目で判断されるのは腹立つよね。でも実際ヨーロッパ圏内で暮らしていくにつれてそれに慣れちゃった部分はある。悲しいけど」
S「その気持ち分かるわぁ。自分の国の中にいたら周りも同質主義だから分からないんだけど、国を出てマイノリティーになった瞬間に急にそれが見えるよね。Aはその点、普段からなんか感じることとかある?」
A「んー僕は白人として日常生活の中で人種で差別的なことを受けたり、特別何か感じたりしたことはないかな。ってことは、やっぱり白人だからprivileged(特権がある)ってことなんだろうね。」
S「そっかぁ、それでもAみたいに当事者じゃない人がこういうイベントに参加することって本当に重要やと思うな。」
A
「うん、俺はTransperson(性転換をした人)としてこういうイベントに参加することは多いんだけど、そこにきているCisgender(心と体の性が一致している)の人は発言するのも少し気まずそう。今日は白人として当事者じゃない立場からイベントに参加してその人たちの気持ちが分かった。」
S&A&S
「Privileged(特権がある人)であるからこそ自分が無意識のうちに特権を得ていることに気づかないとあかんよね。」
自分を構成するアイデンティティの中でPrivileged(特権がある)要素を知ることって
実はとても大切で、
それが無意識的な差別をなくしたり相手をもっと思いやることができる一歩でもあるのかなぁ
と感じました。
今回のイベントのEgalitarian societyである平等主義国デンマークで集まった様々な人種の女性が自分が経験したことや日々感じていることを人々の前で可視化させることの意味。
普段はなかなか声にすることができないものをアートとして発信する機会を与えてくれたこのイベントを素敵だなぁと感じた。
それとともに日本でこのようなイベントを開催したらどうなるのかなぁという気持ちに駆られました。
日本国内にある声なき声を聞こえるようにするには?
人々がもっと自己表現とかアートの素晴らしさを感じられれば、言葉やアートの力って無限大なのかも?
パンフレットはこちら→
Our Skin Our Voices.pdf - Google ドライブ
イベント当日の動画は私のfbでシェアしてあるので是非ご覧ください。
長い文章を読んでいただきありがとうございました😊
それではまた〜!
Hej Hej!!
[Photos from Studenterhuset]
【平等の国デンマークの教育ってどうなってるの? -Education for everyone-】
Hej!どうもこんにちは!さくらんぼです。
11月中旬のデンマークはもう摂氏0℃を切りそ
う。
でも、そのおかげで晴れの日は空気が凄く澄んでいて気持ちいい☺️
さて、今回はデンマークの教育について
- 教育制度
- デンマークらしさ満点の教育の特色
教育制度
0歳〜5歳
Kindergarten/Daycare (保育園(大人数制)/保育ママ(小人数制)/デイケア)
[20~60歳の働く女性の割合が80%以上のデンマークでは子育てと仕事を両立させたいママたちのため、保育制度が充実!保育施設では、保育者のみならず親も参加する、運営協議会を持つことが義務づけられ、運営に対して意見を出す事も可能。
5歳
Folkeskole, 1年(幼稚園クラス)
6歳〜14歳
Folkeskole, 9年<6年+3年> (小・中学校)
[Folkeskoleの10年間を義務教育とするが権利として与えられるため強制的なものではなく家庭教育も認めている。Folkeskole修了後、望めば1年延長することができるafterschoolというシステムもあるそう]
15〜17歳/16〜18歳
Gymnasie, 3年 (普通高校)
Vocational education and training, 3年 (職業技術学校、商業高校など)
[多くの生徒は普通高校に進学するが、大学への進学をすでに考えている場合がほとんど]
18.19歳
Gap Year, 基本1年 (大学に行く前に自分の将来何をしたいか考えたりやりたいことに挑戦したりする)
[海外にボランティアに行ったり、長期の自分探しの旅に出たり、Folkehøjskoleに通ったり、ワーキングホリデーをしたり、軍に入ったり、アルバイトやインターンをして働いたり、将来を模索しながらそれぞれが過ごしたいように1年を過ごすことができる期間。アメリカやヨーロッパ諸国で一般的。]
19,20歳~
University(Bachelor), 3年(大学)
Vocational school (専門学校)
大学卒業後
University(Master), 2年(大学院)
[大学では教養を学ぶところからスタートしだんだん自分の専門分野を定めてゆき、
基本的にみんなそのまま大学院に行って自分の専門分野を追求する🌲
デンマーク人の知り合いによると『デンマークでは大学院を出なければいいところに就職できないから、大学院の資格は当然のように求められる』とのこと👀]
17歳〜
Folkehøjskole (大人の学校)
[17歳以上であれば、小中高大などの教育機関を卒業していなくても、何歳からあっても誰でも通うことができる。ここではアカデミックな方面の学びはもちろん、アート、スポーツ、音楽など好きな事にも打ち込める場所。デンマークならではの教育機関]
- デンマークらしさ満点の教育の特色
まずこれだけは言わせてほしいのが1つ目。。。
①幼稚園クラスから大学まで学費が無料!!😳😳😳
デンマークでは5歳で公立のfolkeskoleに通い始めてから大学までの学費が全て無料💡
デンマークのfolkeskoleに通っている生徒のうち、8割が公立、残りの2割は私立に通っています。
「無料なのは公立の学校で私立は全額負担なんでしょ?」と思ったあなた、
私立の学校の場合全額負担とは行きませんが
家庭が負担するのは学費の20%であとの80%は国が学費を払ってくれるんだそう🧐
どこまでも手厚い。。😂
さらに!!さらに!!👀
20歳になるか、大学に通い始めると
その全員が学生支援金として月約10万円が国から給付されるらしい🌟!!
デンマーク人にとって大学は国(国民の税金)からお金をもらっていかせてもらう所なんだなぁ🎓
そのような背景もあって、デンマークの大学生はバイトなどに時間を取られる事もなく、大学での学びに集中できるんかなぁと思います😳
②中学校に入るまでは定期テストなし、大学受験なし!🙌
デンマークではFolkeskoleの小学校までは小さな実技テストなどはあるものの、定期テストのようなものはありません🙄
大学での勉強スタイルも日本とはかなり違います。自分が興味があるトピックの授業には参加するけど興味のない授業の日は来ない。
そしてみんな授業を受けるまでに多くの事前課題を読み、図書館や大学で自主的に勉強しています。
デンマークでは「何をどのように学びたいのかは本人が決めることであり、教育者が生徒を強制的に授業に出させることもないため、出席率は成績評価にも含まれていない」のです。
また、日本国民からすれば驚きの大学受験がないという特徴があります。
デンマークでは、大学受験の種類が2クオーターあります。
1.高校の成績のみ
2.ボランティア活動、インターンなどを通して自分が興味がある分野に関する実地経験などををこつこつ積み上げ自己推薦書を書く
この2クオーターのうち、自分が受けたい方を選んで、自分が興味のある入りたい大学と学部を選考する仕組みになっているのだそう。
AO推薦、指定校推薦入試があったり、2020年からのセンター試験の廃止など最近変わりつつもある日本の入試制度ですが、やはり比較的一発勝負が多いのが現在の日本の大学入試ですよね。
③少人数クラス
デンマークの小中高校では、法律で1クラスは26人以下と定められており、
授業はディスカッションやグループワークを中心に進められます。
先生・教授と生徒の距離は近く、下の名前で呼ぶことができる関係性だからこそ、
先生や教授に対してオープンに反対意見を言ったり、質問をしたりすることができるのだと思います。
④政治参加に積極的な国民を育てるために
デンマークの学校では教師自身が自分の政治的な意見を生徒たちの前で話すことは特に禁止されていません。もちろん自分の政治的信条の押し付けはよくないとされていますが、ある学校の校長先生に聞くところによると
「教師自身が1人の人間としての意見を持っているところを見せずに、どうやって生徒たちと同じ立場でディスカッションをすることができる?」
という考えなのだそう。
こうやって小中学校の頃から自分で考えて意見を持つことの訓練をさせられることが選挙への高い投票率(平均投票率88%)にも、政府への信頼にもつながっているのかなぁと感じました。
③何歳からでも教育を受けるチャンスがある
Folkehøjskoleは17歳以上の大人のための学校で1844年にデンマークで設立されました。
70歳のおばあちゃんでも、40歳で仕事を辞めたおじさまでも、ギャップイヤー中の17歳の女の子でもこのFolkehøjskoleに通うことができるのです
Folkehojskoleのような学習施設がデンマークの人々の
一生勉強し続けやすい環境をサポートしている。
そのような状況を見ていると、勉強って本来はテストのためにするのではなくて、
一生を通して自分が興味があってもっと深めたい分野を知るためにするのだと
改めて感じさせられる。
一生学び続ける人って周りから見ても間違いなくキラキラしているのだろうなぁ。
めちゃくちゃ気になったのでここへは実際に足を運んで取材をしてきました✍️📸
デンマーク発祥!大人の学校 Folkehøjskoleに行ってみた。 - さくログ
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このようなデンマークのフレキシブルな教育制度を知った時に、
日本の高校生、大学生のことを考えると、
高校卒業までに自分の将来、やりたいことが定まらない
→とりあえず大学受験のためにひたすら勉強
→大学に入学
→バイト、勉強、サークル、遊び、留学などで忙しい日々
→周りがインターンなどをし始めて就活に対して焦りを感じ始める
→新卒で就職することがベストという社会風潮の中で大学4年を卒業し、すぐに就職
もちろんその内容は人それぞれで個性溢れているものの、多くがほとんど同じようなルートをたどって大学受験、そして就職していくようでなんか寂しいなぁと☹️
デンマークの一般的な大学生が
1年の自分探し+5年間(大学3年間+大学院2年間)=6年間かけて将来を考え、就職先を見つけるところを
日本の大学生はそれを4年間で決めなければならないなんて。。。😐
『将来何がしたいのか、自分はどうすれば幸せなのか、人生で何を重視したいのか、自分のアイデンティティとは何なのか、
その答えを探す時間を大切にしていることで
その人なりの人生の充実を見つけることができる結果、
それが毎日の満足度、幸せにつながってるんかなぁ』と感じました。
テーマが教育ということで気合が入ってボリューミーな記事になってしまいましたが
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは今回はこの辺で〜!
Favel 〜🙂👋
【デンマーク発祥!大人の学校 Folkehøjskoleに行ってみた。】
Hej! どうもこんにちは!さくらんぼです。
デンマークの11月中旬の段階で日の入りは4時台になってきました。はい、暗い!
今回はデンマーク特有の大人の学校Folkehøjskoleについて!
今回私がお邪魔してきたのはINTERNATIONAL PEOPLE'S COLLEGEというFolkehøjskole。
コペンハーゲンの中心街から電車で1時間ほどの場所にありました。
ここINTERNATIONAL PEOPLE'S COLLEGEは
国からFolkehøjskoleの中でもGlobalな分野に特化している学校で政府から認可されています。
1918年に第一次世界大戦が終わり世界が平和に向かって動き始めている1921年に平和イニシアチブとしてこのINTERNATIONAL PEOPLE'S COLLEGEが設立されました。そのため、一般的なFolkehøjskoleでは50%以上がデンマーク人である必要があるのですが、この学校の生徒は世界27カ国から集まってきていて、生徒の国籍に制限はないのだとか。
[可愛らしい豊かな緑に囲まれた校舎]
[Folkehøjskoleの創設者 Grendtvig]
- Folkehøjskoleの3つの信念
- 民主主義 democracy
- 人生のための学び lesson for life
- みんなのための教育機関 public education
1840年台からデンマークでは民主化の動きが始まりました。その時代の流れの中で1844年に設立されたのがFolkehøjskole!
この時のデンマークの教育はまだ体罰が行われていたり成績評価が最も重視されていました。
💁♂️創始者Grendtvigの考え
今のような(1840年代)教育環境は、学生のネガティブな感情が学ぶ動機を作り出す。
そうではなく、学生が学びたいから学ぶ、ポジティブな学びの動機から教育を受けられるような学校を作りたい!!!
→その結果創立されたのがFolkehøjskole。
ここでは17歳以上であれば誰もが自分が受けたい科目や内容の教育を受けることができるんです。
知識、理論的なことを学ぶと同時に、自分の価値観や人生観を見つめ直すことに焦点を置いています。
[このFolkehøjskoleは寮も付いています!]
[みんなでご飯を食べるダイニング]
大きな窓から光が入ってくる可愛らしいダイニング。私も一緒にお昼ご飯を食べさせてもらいました〜😋
昔はFolkehøjskoleの周りには畑が多く、仲間と畑仕事をして実際に体を動かして学ぶことを大切にしていたそうで、その風習を継承するべく、ダイニングなどの共用スペースは、
使っている本人自分たちで交代で掃除したり皿洗いをしたりしているようでした🤔
[みっちり詰まった時間割]
朝ご飯もお昼ご飯も夜ご飯の時間も決まって
いて毎朝全校集会がある。全校集会では連絡事項の他に、Folkehøjskoleの歌を歌ったり世界で起きているニュースなどを共有したりします。
フレキシブルなバージョンの高校みたいな雰囲気です。
[Development managementの授業に潜入!]
世界の社会問題についてそれぞれグループに分かれ調査を行う。
[Theater productionの授業に潜入!]
授業を通して自分たちのオリジナリティを織り交ぜつつ、グループで1つの演劇を完成させる。
ディスカッション、グループプロジェクト、プレゼンテーション、体を実際に動かして行う授業などが非常に多いことを感じました。
人クラスの人数が少なく、15人ほどであることも発言しやすい雰囲気を作り出していたように思います。
- 校長先生であるSøren Launbjergさんとのお話
[元ミュージシャンで科目は音楽、演劇担当。ダンディな上に考え方もとても素敵な方☺️]
①生徒数、教師数は何人ですか?
生徒は98人。教師は常勤、非常勤、生活面担当、調理師なども合わせると全体で32人かな。
全員が名前を覚え合っていたり全体で家族のような雰囲気を作り出す努力をしているよ。
②どんな人たちが集まっているんですか?
27カ国から生徒が集まっていて
夏の短期コース(1週間〜)には沢山の年配の方も来られるね。
春コース(24週間)秋コース(18週間)にはそれぞれギャップイヤーを取っている生徒[18〜21歳くらい]が多いけれどセメスターによって40歳くらいの人もいたりするから、年齢はまちまちかな。
③このFolkehøjskoleってどうやって成り立ってるんですか?
Free School System(教育省に作りたい学校の目的と価値観を共有して受諾が下りれば国が補助金を出してくれるため誰でも学校を作る権利があるという制度)を利用すれば学校を作ることが可能なんだ。
そこが認められれば、Folkehøjskoleの科目や教科書は学校側の自由で国が指定してくることはないよ。
ただし、もちろん毎年事細かにFinancial reportを書かなきゃいけない。
教育内容は本当にフレキシブルだけれどお金に関しては使い道までも国が管理してるんだ!
④この学校の教師になるにはどのような資格が必要ですか?
基本的には何も必要ないんだ。
このFolkehøjskoleでは実際に教育の資格を待っていなくても、過去に第一線で活躍していた人など、強い信念を持ち、いい教育者になりそうなのであれば、先生なることができるよ。
*公立の小中学校の先生になるには教育の専門学校の資格が必要
*高校の先生になるには大学院卒業の資格が必要
- 生徒たちにもインタビュー ~この学校のどこが好き?~
[ドイツから来たギャップイヤー中の生徒]
このFolkehøjskoleの好きなところは
世界中の色んな国から来た生徒たちと出会えて一緒に学べる環境にワクワクするよね。後、ここだとテストも成績もないから、次のテストのために勉強するんじゃなくて、本当に学びたいから学校にくるんだ。やらなきゃいけないからじゃなくてやりたいから。それもFolkehøjskoleの好きなところ!
[ベルギー出身のギャップイヤー中の生徒]
多様性の中で、ただ勉強するだけじゃなくて周りの子たちと生活する中で自分の人生について考えられるところがいいと思う。
取れる教科の分野の範囲が広いのもめちゃくちゃいいよね!あと、作ってくれるご飯が美味しい(笑)
ヨーロッパ諸国から来ている生徒の多くは高校を卒業したてのギャップイヤーを取っている最中であった。日本をはじめとするアジアの国にはギャップイヤー制度が浸透していないため、アジア諸国出身の生徒は大学を休学して来た人、仕事を辞めてきた人が大半であった。
国に対して高い税金を支払っていても、
自分たちの暮らしの中で使われているのをちゃんと感じることができる。
やからこそ国も国民を信頼しているし、国民も国を信頼することができてるやと感じました!
この信頼は88%という投票率の高さから来ているのかなぁとも思います。
小中学校のころから政治について自分の意見をちゃんと持って話す機会が作られていることも政治参画に積極的な国民を育てることに繋がってるんやなぁと。
デンマークは世界一幸せな国だと言われていますよね。
幸せとは実に主観的なものでその人の価値観次第で何が幸せなのかは全くもって変わる。
でもその1つの基準としていえるのが幸せ=自分の今の環境に満足できているかだと思うのですが、
デンマークの場合、特に国や社会福祉制度に対して満足している人が多いように感じます。
国や社会福祉制度は自分の生活に直接的にも間接的にも関わってくる要素。
それは、間違いなく人々の幸せの理由に繋がっているんやろなぁと思います😳
「幸せはどんな時で自分次第で感じられるもの」
それでは長くなりましたが
今回はここまで!!
具体的にどのようなクラスがあるかなど、もっと知りたい方はINTERNATIONAL PEOPLE'S COLLEGEのWebsiteへ!
↓↓↓↓
Hej hej!!
【実はデンマークの結婚してる◯組に1組が離婚?!】
Hej! どうもこんにちは!さくらんぼです。
今回のテーマはデンマークの結婚・離婚事情について。
近年顕著になっているのが高い離婚率。。。
みなさん何%だと思わはりますか?
なんと45%!!
ほぼ2組に1組が離婚している状況。
ええええええーーーーーーー
それってアメリカとほとんど同じくらいやん。
デンマーク人の友達には、
実際親が離婚してるっていう子も何人かいて
複雑な家族関係になっているという話も
聞きました。
そこで日本の離婚率はというと。。。
36%!
2.9組に1組が別れるという計算になります。
デンマークよりは低いものの、日本の離婚率も高まってきているようですね。。
日本における結婚とは『家族になる』
つまり、『経済的にも生活の面でもお互いを頼りながら生きていくこと』を意味すると思います。
でもそれは一方で、
離婚した際、その反動で問題が生まれる確率が高い。
特に、女性側にその問題は起きやすいと言えます。
日本では、子供を産まれると女性は専業主婦やパート働きをしているパターンがまだまだ多いですよね。
そのため離婚してしまうと、
一から仕事探しをしたり、仕事があったとしても低賃金、生活保護をもらったりして
厳しい生活を送っているという世帯も少なくないといいます。
このような深刻な現状は近年問題視されていますよね!
でもその一方で、
別れることによる経済面への不安が離婚の抑止力になったりすることもあるのかな?なんて思ったりもしますが。。
デンマークの話に戻りましょう。
それでは
なぜデンマークの離婚率は高いのか
まず、デンマークでは
『結婚するも離婚するも自分の自由』という
考えがとても強いようです。
『ただその人と一緒にいたいから結婚するし
価値観が合わないのであれば別れる。』
というような感じなんですって。
デンマーク人の大学教授の名言
『離婚することが不幸って決まってるわけではないでしょ? 結婚してそれが間違いだったなら、そのまま続ける方が幸せとは言えないわ』
人の幸せって1つに決まってるわけじゃない
ですものね。
- お互いに自立していて結婚による依存がそんなに大きくない
デンマークのカップルの多くは共働きが当たり前で98%の人が"両性が家事や子育てに対して同じだけ責任を持つべきである"と答えています。
そのため、離婚することによる経済面、生活面の心配は日本ほどではないのだそう。
- 離婚や一人親に対する偏見があまりない
ほとんど2組に1組が離婚することもあり
離婚した人が周りから白い目で見られたりすることはないんだとか。
『子供がかわいそうだし離婚はもちろんよくないけれど別れてしまったなら仕方がない』
『どんな家庭を持つのかはその人次第だし
周りが何も口出しすることはない』
というのが世間の声なのだそう。
変わりゆくデンマークの世帯の形
また、デンマークの世帯の形が少しずつ変わってきているという実情もあります。
デンマークでは約75%が結婚している異性カップルであることに対して、結婚せずに同棲をして暮らしている異性カップルは全体の約24%を占めています。
約0.5%は結婚もしくはパートナーシップ登録をした同性カップル!
結婚はしないけれど好きな人と暮らすという
選択肢を選ぶ人々も増えてきているみたい!!
実際なぜ結婚するのかを考えた時に、「ある特定の人と一生を共にしたい」という思いの他には結婚した方が税収などの面で便利だし社会から認められるからなのかもしれない。
ひと昔は、結婚は厳しい生活環境の中で必要不可欠な存在であったし、今よりもさらに社会的な要素であった。(今でもそういう国もあるけれど)
でも今の時代、結婚という名の契約によって
、その後の人生における行動範囲を妨げられるのが嫌な人たちは結婚する必要がないし、結婚が個人の選択として時代になってきている。
国が変わるともちろん結婚に対する考え方も変わる。一個人によっても全然考え方は違う。
そして、時代が変わるにつれて家族の形も変わってきてるんやなぁと感じます。
結婚・離婚はなんとも考えさせられるトピック
「次の世代の子どもたちが持つ家族の
イメージはどんなものになっていくのかなぁ」
それでは今回はこの辺で!
Vi ses~ ~
※figures are refered from the lecture by professor in University of Copenhagen Myra Lewinter
【世界一歴史の長いLGBTQ Film Festival in コペンハーゲン】
Hej!どうもこんにちは!さくらんぼです。
さて、今回はコペンハーゲンで
10月27日から11月5日まで行われていたLGBTQ Film Festivalについて!
[パンフレットと映画のチケット]
このLGBTQ film Festivalというのは多様性、個性に溢れた世界を映し出している映画を通して、見る人にセクシャリティを疑問視、探求する機会を与え、話題のLesbian Gay Bisexual Queerを含むジェンダーに関する議論を人々に問いかける祭典です。
コペンハーゲンのLGBTQ film festivalは1986年に初めて上映された、世界一古いLGBTQの映画祭で〝MIX COPENHAGEN〝と呼ばれています。
毎年12000人以上が参加するそうで今回は第32回のイベントでした!
この MIX COPENHAGENに向けて
Websiteも開設され、上映される映画の
あらすじが読めたりチケットが予約できたりします↓
MIX Copenhagen LGBTQ Film Festival
映画1つを見るためには、一般料金85DKK(1514円)、
学生料金75DKK(1335円)というお値段。
日本の映画館と同じくらいといったところでしょうか。
このような感じで他の作品についても説明も
書かれています!
私が今回観たのは『My body is political』というドキュメンタリー映画
[英語とデンマーク語で書かれた話のあらすじ]
ブラジルのサンパウロに住む4人のトランスジェンダーの人々の日常生活をありのままに映し出した映画。
その中で分かる政治・社会との関わり、彼らが抱える課題とそれを乗り越えようとする本人たちとその周りの人々。
たくさん編集されていて製作者の意図が組まれてるのが分かるものもあるけれど、
この映画はありのままが映されていて
見る側が自分でいろいろ思いを巡らせることができ、そこがとても良かったです。
LGBTQ関連の映画で私のでオススメを紹介したいと思います!
- リリーのすべて [The Danish girl]
1926年のデンマークが舞台となっているドキュメンタリー映画。人類で初めて性転換に挑むことになった画家とその妻の2人の関係性、感情との葛藤とその周りの人々を描いている。
The Danish Girl Official Trailer #1 (2015) - Eddie Redmayne, Alicia Vikander Drama HD - YouTube
是非
ところで、
2017年11月15日、オーストラリアでの同性婚について国民投票の結果が出て、
61.6%の国民が合法化にYES!
という考えを持っているということが明らかになりました 。
オーストラリア出身の子とYES!!!とハイタッチして喜んでいたり、Facebookでも多くの喜びのポストを目にしたり!
一方で、
今回の結果は大きなプロセスの中の一歩であってあとは議会の承認に委ねられているのが怖い。
認められていて当たり前なことを、大量の時間とお金をかけて、やっと今になってこの段階に辿り着いたオーストラリア政府に対して怒りを覚える。
とも話していた友達も。
その会話の中で、日本の法的な面での同性婚への実情について考えさせられることはたくさんあり、焦りさえも感じました。
LGBTQ関連の映画のオススメのコメント、オーストラリアの国民投票の結果についてそこから思ったことなどのコメント。
どちらでも書いていただけると嬉しいです!
それではまた〜Hej hej!!!!