【Our Skin, Our Voice Narrative of Women of Color@Studenterhuset】
Hej! どうもこんにちは! さくらんぼです。
さて今回は私が参加したイベント, Our Skin, Our Voice Narrative of Women of Colorから感じたこと考えたことを書きたいと思います。
まず、ご紹介したいのが今回のイベントの会場だった、学生たちに人気のある溜まり場でCafeかつBarであるstudenterhuset!
studenterhusetはコペンハーゲンの街中のUniversity of Copenhagenの近くあるんですがなんとも驚きなのが全て学生が運営しているんです!!
バーテンダーもウェイターもイベント企画も学生のボランティアによって成り立っています😆
昼はカフェ、夜はバーに早変わり!
パーティー、映画鑑賞会、スイングダンスパーティ、ディナー会、Language Cafe、コンサート、討論会...etc その他にも沢山のイベントが毎週企画、開催されています!
私自身はそのLanguage Cafeで日本語を教えたり、日本文化についてLanguage Cafeに来た人たちと話したりするボランティアをしています🇯🇵
こういったボランティアをしていると日本特有の文化(アニメを含む)や食は世界で愛されてることを非常によく感じます。
そして母語、文化、歴史を説明しきれていない自分自身の日本についての知識や経験の足りなさを改めて感じさせられます。
さて、本題に入りますと私は2017年11月中旬にそのstudenterhusetで行われた'Our Skin, Our Voice Narrative of Women of Colour'というイベントに参加してきました。
このイベントは人種の違い、そして女性であることをテーマに、普段は声とならない声をポエム、語り、ダンス、歌などのアートを通して発信し、考えるというもの。
男女問わず黒人、ラテン系、アジア人、白人を含む様々な参加者が集まり、発表者のポエムやダンスなどのアートに目を向け、耳を傾けました。
私もそこでヨーロッパ圏内に来てから感じていたアジア人(特に中国人、韓国人、日本人)の一般化に関する経験を短いポエムとともに発信する機会を頂きました。
私の発表をまとめると
ヨーロッパの国々で道を歩いていると你好!とか안녕하세요?なんて話しかけられることが多い。
きっと彼らはそんなに深く考えて発言しているのではないのだろう。
でも、勝手に見た目で判断して適当な言葉をかけられると自分のアイデンティティを軽視にされているように感じる。
私達はそれぞれ違う文化、慣習、言語があるから、それをちゃんと尊重してほしい。
一人の人間として私を見てほしい。
I like being an Asian woman
I like being a Japanese woman
but, I like being who I am the most.
発表後、
台湾人の女の子から「私もその件でずっとモヤモヤしていたの、ありがとう」と言ってもらったり、
「アジア人が自分たちの人種差別について発信しているのはなかなか目にしない中でのこの発表はすごく意味があるよ!」と参加者のコメントしてもらえたりして
私自身も声に出してみて分かることが沢山あるということに気が付きました、
また、一緒に参加していた友達との会話の中で非常に印象に残ったことがありました。
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私(S)
韓国出身の男の子(S)
ニュージランド出身の男の子(A)
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S「アジア人の一般化(特に中国、韓国、日本)にはもちろんムッとするし、自分のアイデンティティを勝手に見た目で判断されるのは腹立つよね。でも実際ヨーロッパ圏内で暮らしていくにつれてそれに慣れちゃった部分はある。悲しいけど」
S「その気持ち分かるわぁ。自分の国の中にいたら周りも同質主義だから分からないんだけど、国を出てマイノリティーになった瞬間に急にそれが見えるよね。Aはその点、普段からなんか感じることとかある?」
A「んー僕は白人として日常生活の中で人種で差別的なことを受けたり、特別何か感じたりしたことはないかな。ってことは、やっぱり白人だからprivileged(特権がある)ってことなんだろうね。」
S「そっかぁ、それでもAみたいに当事者じゃない人がこういうイベントに参加することって本当に重要やと思うな。」
A
「うん、俺はTransperson(性転換をした人)としてこういうイベントに参加することは多いんだけど、そこにきているCisgender(心と体の性が一致している)の人は発言するのも少し気まずそう。今日は白人として当事者じゃない立場からイベントに参加してその人たちの気持ちが分かった。」
S&A&S
「Privileged(特権がある人)であるからこそ自分が無意識のうちに特権を得ていることに気づかないとあかんよね。」
自分を構成するアイデンティティの中でPrivileged(特権がある)要素を知ることって
実はとても大切で、
それが無意識的な差別をなくしたり相手をもっと思いやることができる一歩でもあるのかなぁ
と感じました。
今回のイベントのEgalitarian societyである平等主義国デンマークで集まった様々な人種の女性が自分が経験したことや日々感じていることを人々の前で可視化させることの意味。
普段はなかなか声にすることができないものをアートとして発信する機会を与えてくれたこのイベントを素敵だなぁと感じた。
それとともに日本でこのようなイベントを開催したらどうなるのかなぁという気持ちに駆られました。
日本国内にある声なき声を聞こえるようにするには?
人々がもっと自己表現とかアートの素晴らしさを感じられれば、言葉やアートの力って無限大なのかも?
パンフレットはこちら→
Our Skin Our Voices.pdf - Google ドライブ
イベント当日の動画は私のfbでシェアしてあるので是非ご覧ください。
長い文章を読んでいただきありがとうございました😊
それではまた〜!
Hej Hej!!
[Photos from Studenterhuset]